2017年02月23日
意見文「那覇市第一牧志公設市場の再整備に向けて」2017年2月23日
那覇市第一牧志公設市場の再整備に向けて
那覇の中心部の商店街はマチグヮーと呼ばれ、愛されてきた。その中心(てんぶす)は公設市場である。
公設市場は戦後の那覇の暮らしの生き証人といわれる。それは、公設市場に、その時々の暮らしのためのものが溢れ、それを求める人たちが集ったからだ。それはいまも何ら変わりはしない。那覇の暮らしが垣間見える場所だからこそ、そこに価値を見出して、観光客も集まってくる。
つまり、市場は、人とものの出会う場所である。この出会いを作り出しているのが市場の商人たちである。市場に商人たちが集まっているのは、そこが簡便で、安く、借りやすい場所だからである。少ない元手で商売を始められるのが公設市場なのである。
建物はそのための設備である。建物は簡素な方がいい。安全で、衛生的で、必要な道具がおける空間であればいい。時代に応じて使い方を変えられる方がいい。「おまけ」の設備で使用料が高くなったり、使い勝手が悪くなってはいけない。
簡素な、頑丈な、歴史を背負った、今を生きる、市場であってほしい。
2017年2月23日
マチグヮー楽会
マチグヮー楽会
Posted by まちわく at 18:17│Comments(0)
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